実運用を想定したAlibaba CloudのLogService構成を考えてみる~ログ検索編①~
今回は、Alibaba Cloudの【LogService】について、
検索編①を投稿します。
本記事では、収集したログを閲覧・検索していきます。
収集したログの表示
1.Alibaba Cloudのコンソール画面へログインし、【LogService】画面を開きます。
2.検索対象のProject
をクリックします。
ここでは、webserver-project
をクリックします。
3.Logstore
の一覧が表示されます。
この中から検索対象のLogstore
にて検索を実施します。
ここでは、web1-logstore
のログ使用モード
配下にある検索
をクリックします。
4.ログ検索画面が表示されます。
検索対象時間は、デフォルト設定として15分(相対)
が指定されています。
今回は、下記の通り、2019-07-23 13:00~2019-07-23 13:50
に時間指定します。
5.指定時間帯のログが表示されます。
収集したログは下記の通り、表示されます。
ログの検索
下記の2通りの方法でログの検索が可能です。
① クエリ
を入力後、検索と分析
をクリックし、検索する。
② コンテンツ欄
の値
をクリックすることでクエリ
を自動生成し、検索する。
本記事では、②を使用してクエリを自動生成し、検索していきます。
では、実際に検索してみましょう。
1.ECSのIPアドレスで検索します。
① IPアドレス172.16.12.90
をクリックします。
② 同じIPアドレスが赤色表記に変更します。
③ クエリ* and source: 172.16.12.90
が自動生成され、ECSのIPアドレス172.16.12.90
のみに絞られます。
2.続けて、ログファイルパス
で検索条件を絞ります。
① ログファイルパス/var/log/messages
をクリックします。
② 同じログファイルパスが赤色表記に変更します。
③ クエリand __tag__:__path__: /var/log/messages
が先ほどのクエリに自動追加され、
検索結果が、IPアドレス172.16.12.90
の/var/log/messages
のみに絞られます。
このようにand
でクエリを繋ぐことによって、and検索が可能です。
※使用できるクエリはこちらのリンクをご参照ください。
3.続けて、文字列
で検索条件を絞ります。
Logtail構成
をシンプルモード
で作成している場合、生ログはcontent
に表示されます。
また、Logtail構成作成時にインデックス属性をデフォルトで作成した場合、contentは、, '";=()[]{}?@&<>/:\n\t
で区切られます。
本記事では、それを利用し、文字列を検索します。
(参考:Logtail構成作成時のインデックス属性編集画面)
以下、検索時の手順です。
① 今回は、crond
とsendmail
の文字列で検索します。
content欄のcrond
とsendmail
をクリックします。
② 同じ検索文字列が赤色表記に変更します。
③ クエリand crond and sendmail
が先ほどのクエリに自動追加され、該当の文字列を含むログが表示されます。
ログの表示形式について
1.ログの表示形式については、コンテキスト表示
を使用し、テキストファイルのように閲覧することも可能です。
以下、コンテキスト表示
使用時の手順です。
① ログを選択し、コンテキスト表示
をクリックします。
② コンテキスト表示の開始箇所は、No 0
の番号が振られ、ログが色塗りされます。
No
について、+
には選択したログより新しいログが表示され、-
には、古いログが表示されます。
③古い
または、新しい
を押下することによって、表示行数を増やすことができます。
④ 文字列を入力することによって、検索したい文字列で絞ることができます。
※検索対象は、コンテキスト表示画面上のログのみとなります。
まとめ
今回は、シンプルモード
にて収集したログについて、簡単な検索方法をご紹介しました。