Link AnalyticsのSQLジョブを作って見ました
はじめに
本記事では、Link AnalyticsのSQLジョブを通じて、デバイスから上がってきたデータをSQLでフィールターをかけて、APIとして外部に公開する方法をご紹介します。
プロダクト紹介
Link Analyticsは、IoT開発者向けのAlibaba Cloudのデータ分析サービスです。デバイスデータのストレージ、クリーニング、分析、視覚化を機能を提供します。開発者が手軽にデータ分析を実現でき、とても便利なサービスとなります。
以下中国サイトのプロダクト紹介リンクです。
環境紹介
Alibaba Cloudの中国サイトです。Link Analyticsは日本サイトにはリリースしていません。
手順
1.デバイスを定義
2.Link Analyticsのデータ開発画面を開く
3.開発ジョブを新規作成
4.SQLを作成
プロダクトを定義したら、プロダクトテーブルが自動生成されます。
SQLの検索先テーブルをそれに設定可能です。
テーブル名は${}の文字列となります。
今回は温度を取得するジョブである為、getTempertureに設定しています。
※SQLの文法はFlink参照
5.APIを新規作成します
名前を指定し、紐付くSQLジョブを選択
APIのPath,Request Parameter,Response 型定義は設定可能
6.作ったAPIをテスト
値のところにデバイス名を入力し、青い実行ボタンを押すと、APIを呼び出します。
リクエスト詳細および戻り値を確認できます。
7.テスト後APIをリリース
※APIの利用について
SDKとAcessKeyが必要となります。
使い方は中国サイトのドキュメントを参照
最後に
データの収集、保存、API公開、および認証等一連の流れはLink Analyticsで簡単に実現できました。 総じて、Link AnalyticsはIoTのデータ分析に活用できるサービスだと思っています。 参考に頂ければ幸いです。