AlibabaCloudとAWS間のネットワークをVPNGatewayで接続する手順
このVPN接続ソリューションでは、Alibaba CloudとAmazon Web Servicesの両方でVPN Gatewayの設定方法をご紹介します
マルチクラウドは、プロバイダが複数の技術力を持つことのメリットがあり、ベンダーのロックインを避けるために、最も求められているアーキテクチャ設計の1つです。アリババクラウドで様々なクラウドプロバイダーに接続できるようにするには、いくつかの選択肢があります。その一つが、VPNゲートウェイを経由して公共のインターネットを介して接続する方法です。
前提条件
1.コンピュータまたはラップトップ 2.ウェブブラウザ、Google Chromeを推奨 3.インターネット、5Mbpsを推奨 4.アリババクラウドとAWSのアカウント
1. AlibabaCloudでリソースを作成
1-1.VPC/VSW作成
①AlibabaCloudサイトにログインし、コンソール画面を開く
1-2. ECS作成
②「インスタンスの作成」ボタンをクリックし、ECS作成画面を開く
③課金方法、リージョン、インスタンスタイプとイメージを設定して、次の画面に遷移する
1-3. VPN Gateway作成
②「VPNGatewayの作成」ボタンをクリックし、VPNGateway作成画面を開く
2. AWSでリソースを作成
2-1.VPC/ Subnet作成
①AWSサイトにログインし、VPC作成画面でVPCを設定する
④Subnet画面にCreateSubnetメニューをクリックする
2-2.EC2作成(セキュリティ設定)
①コンソール画面にEC2インスタンスの作成をクリックし、IMA画面に遷移する
⑨セキュリティー設定画面に、ICMPのインバウンドを追加する
2-3.VirtualPrivateGateway作成
①VirtualPrivateGateway画面で名前とASNを設定する
③VirtualPrivateGatewayのステータスを確認する
④VirtualPrivateGatewayをVPCにバインドする
⑤VirtualPrivateGatewayをVPCにバインド中
⑥VirtualPrivateGatewayをVPCにバインド完了
3. VPN接続設定
3-1.CustomerGateway作成(AWS)
①CustomerGateway設定画面で、IPアドレスはカスタマーのIPを作成する
3-2.VPNConnection作成(AWS)
①VPN Connection画面で下記キャプチャーのように設定する
3-3.RouteEntry作成(AWS)
①RouteTablesメニューをクリックし、RouteTablesが表示される
②RouteTableIDをクリックし、Routes画面に遷移する
③Edit routesをクリックし、Route設定画面に遷移する
⑤VPNConnectionsで設定のStaticRouteを確認する
3-4.CustomerGateway作成(AlibabaCloud)
①VPNのCustomerGateway設定画面で、「カスタマーゲートウェイの作成」をクリックする
3-5.VPNConnection作成(AlibabaCloud)
①VPNのIPsec接続メニューをクリックし、「VPN接続の作成」をクリックする
②IPsec Connection下記のキャプチャーを参考し設定する
3-6.RouteEntry作成(AlibabaCloud)
①VPNGatewayの詳細画面にて宛先ベースルーティングの「ルートエントリの追加」をクリックする
3-7.通信確認
①AlibabaCloud ECSのIPsec接続のステータスを確認する
③AlibabaCloudのECS PrivateIPを確認する
⑦AlibabaCloudのECSからAWSのEC2のIPをPingチェックする
まとめ
このVPNゲートウェイソリューションにより、Alibaba CloudとAWSの両方でインターネットを介して両サイト間を安全に接続することができます。